发布日期:2024-10-06 04:58 点击次数:116
これからの図書館の在り方 2 これからの図書館サービスの在り方 (1) レファレンスサービス (1-1) レファレンスサービスの意義 ア レファレンスサービスが行われていないと,実際に資料が所蔵されていても,哄骗者が探し出せず,あるいは短時間で回话を得られないため,効率的な哄骗ができず,資料が活用されない。 イ 哄骗者は,司書と相談することによって,問題解決の鍵を得るとともに,必要な情報や資料が提供され,課題を解決できる。 ウ 評価の高い図書館ほど,レファレンスデスクと担当職員の确立を進めるなど,レファレンスサービスに力を入れている。 (1-2) これまでのレファレンスサービスの問題点 ア これまでの図書館は資料提供を重視してきたが,レファレンスサービスが不相称であったため,資料の提供が相称行われなかったのではないか。 イ レファレンスデスクが奥まった場所や2階の参考図書室にあったため,レファレンスサービスの存在を知る哄骗者が少なく,哄骗が少なかった。 ウ レファレンスサービスが不相称な情理として,哄骗者に知られていないことのほか,図書館サービスの服从が貸出冊数で評価されてきたこと,参考図書や雑誌が少なく図書中心の蔵書構成であること,貸出業務とレファレンス業務を分けることに対する職員の情绪的招架があったことが挙げられる。 エ 哄骗者の求める情報を的確に提供するには,レファレンスサービスを通じた雑誌記事の検索と提供が必要である。特に調査商议には雑誌記事の提供が必要である。 オ 雑誌記事の探索と提供にはレファレンスサービスが不成欠である。図書館資料が図書中心だったため,レファレンスサービスが不相称になり,レファレンスサービスが不相称だったため,図書の提供が中心になるという悪循環があったのではないか。 カ レファレンスサービスが不相称な図書館では,貸出に多くの东说念主手が必要になるため,レファレンスサービスに充てる东说念主手がないという意見が多く,この点を解決する必要がある。 (1-3) レファレンスサービスの改善 ア レファレンスサービスを行うには,貸出サービスのみを優先することなく,貸出とレファレンスにバランスよく东说念主手を配分するべきである。レファレンスサービスを不成欠のサービスとして位置づけ,レファレンスデスクを設置して,確実に職員を確保しなければならない。 イ 貸出部門でも「本の案内」等のレファレンスデスクを設けて,レファレンスサービスを行うと,多くの哄骗者がレファレンスサービスを知り,気軽に質問できるため,好評である。 ウ 貸出カウンターにいる職員は,そこに寄せられる条件のみを哄骗者の要望と受け止める傾向がある。レファレンスデスクを設けて,レファレンス質問を受けることにより,職員は専門的資料や調査商议に対するニーズがあることを実感できる。 エ レファレンスデスクの設置によって,レファレンスサービスの担当者が確保でき希威社 姐妹花,職員のレファレンス才调が进取する。それによって希威社 姐妹花,哄骗者の質問が増え,实质も高度になる。職員はその要望に応えるため,さらに技術を磨くようになる。このような良い循環が働く。 オ レファレンスサービスでは,最終的な回话を提供することは困難なことも多いため,様々な資料や情報を辅导することが进犯である。主題に関する専門知識がなくても,探索才调が高ければ,質問への回话は可能である。 カ 「レファレンスサービス」という言葉はわかりにくいため,レファレンスデスクのサインや哄骗案内では,「調べもの相談」,「探し方・調べもの案内」などのわかりやすい表現を用いてはどうか。 キ 図書館に来館しにくい东说念主や勤務時間後に図書館の哄骗を望む东说念主のために,電話,ファックス,電子メールでレファレンス質問を受け付けることが必要である。 ク レファレンスサービスの現状を評価するためには,現状を互相に比較しうる統計と,サービスの質を評価する取組が必要である。 ケ 地域資料に関する目録や索引の作成等もレファレンスサービスの一環で,これによって,地域資料の多面的な検索が可能となり,収集資料の価値が高まる。 コ 小・中・高级学校及び大学の授業で情報リテラシー教化や図書館哄骗教化を行うべきである。 (1-4) 哄骗者別・課題解決のためのレファレンスサービス ア 地域の課題解決には図書館のレファレンスサービスと情報発信が必要である。図書館は受け身でなく,レファレンスサービスの認知度を高め,レファレンス回话データベースの構築などの情報提供を積極的に行うべきである。 イ レファレンスサービスの体制が整えば,外部の組織・団体へ図書館サービスについてPR・アピールし,情報提供サービスを展開することができる。 ウ レファレンスサービスの存在を市民一东说念主一东说念主にPRするのは難しいため,学校,行政部局,市民団体,商工会議所等の組織に働きかけ,開館時間中に来館困難な东说念主にも広報することが必要である。 エ レファレンスサービスをPRするだけでは,それがどう実生存に役立つかが分かりにくいため,サービス対象の集団ごとに,レファレンスサービスの哄骗规律や哄骗例を具体的に辅导して,哄骗を促進する必要がある。行政营救,学校营救,ビジネス营救等の表現はその例と考えられる。 (2) 専門的情報の提供 ア 図書館が提供すべき専門的な情報として,最近,行政,ビジネス,医療,法律等の情報が挙げられることが多いが,図書館は,これらの主題に限らず,広範な主題の専門的情報を提供することができ,これまでも専門的情報を提供してきたことに注意するべきである。 イ レファレンスサービスの哄骗案内で,医療相談や法律相談,学校の宿題には応じないとしている図書館があるが,資料の探し方や専門機関の案内は行っていることが多いので,そのことを昭示すべきである。基本的に,図書館ではどんな分野の相談であれ,何らかの対応を行うべきである。 ウ 専門的情報を提供するには,図書資料の提供やレファレンスサービス之外に,関係機関との連携によって,その主題に関するセミナー等を開催し,合わせて,その主題に関する各種の情報や図書館資料を展示したり,そのリストを作成・配付して,紹介・提供すると,効果的である。 エ 行政の各部局や議員に対する营救サービスとして,(1)所在大家団体や所在自治に関する新聞記事の切り抜き,関係雑誌の目录をまとめた冊子,所在自治に関する図書リストを提供する,(2)各部局や議員からのレファレンス質問に赶紧に回话し,必要な資料を期間内に提供する,(3)各部局と連携して,条件のある資料リストを作成し,図書館資料の展示会を開催する,などのサービスが行われ,関係者から高く評価されている。 オ 商工会議所の図書館や中小企業の資料室が閉鎖・縮小される傾向にあり,中小企業や個东说念主事業者がビジネス情報を起初しにくくなっているため,図書館にビジネス情報の提供が求められている。 カ 新しいビジネスに取り組むには,数年前から現在までのビジネス・サイン(新しいビジネスの兆候)を調べることが必要であり,そうした营救が図書館に期待されている。 キ ビジネス营救には,レファレンスサービスが进犯であるが,その経験のある図書館職員が少ないために,新たなサービスに取り組むことをためらっている。新たなサービスを提供するためにも,レファレンスサービスへの一層の取組が必要である。 ク 現在,各省庁によって,今後の社会では,市民に対する医療,法律,ビジネス,行政などの専門的な情報の提供が必要であることが挑剔され,商议が行われている。市民への体系的な情報の提供には図書館を活用することが効果的である。図書館ではこれらの情報の提供に努めるとともに,図書館を活用した専門的な情報の提供规律について検討する必要がある。 (3) 閲覧・貸出・リクエストサービス ア 閲覧・貸出・リクエストサービスは最も基礎的な図書館サービスである。今後,コピーサービスや電子情報の哄骗の増加が予想されるが,このサービスは今後も基礎的なサービスであることが予想される。今後は,本の案内やレファレンスサービスによって,哄骗者が求める資料を確実に探索・提供することを重視するべきである。 イ 貸出・リクエストサービスは,一般には定着していると考えられているが,すべての図書館で定着しているわけではない。貸出・リクエストの冊数が少ない図書館では,基礎的なサービスとして,貸出・リクエストサービスを充実させる取組が必要である。 (4) 児童・青少年サービス ア 子どもの読書離れを防ぎ,子どもの読書を盛んにするために児童サービスを充実すべきである。 イ 子どもの読書活動推進計画を策定していない市町村では,早急に策定することが望まれる。 ウ 読み聞かせは,読み手と聞き手が同時に読書を楽しむ共有体験である。親や保育者など愛着関係にある东说念主から,子どもは本とのつきあい方を学ぶ。愛着は东说念主格の発達や言語をはじめとする学習の基盤として进犯である。 エ 読み聞かせは,子どもの翰墨を読む負担を軽減するため,子どもは物語に聚会することができる。そのため,読み聞かせは子どもが翰墨を読めるようになった学齢期でも必要である。また、年齢層や素材をより広くとらえて,中・高校生に対しても行われている。 オ 読書離れの進む中・高校生に対して,図書館で本の選び方に関する助言が行われることが望ましい。また、文庫や新書を素材にした読書会や朗読会,読者の書評の公開によって,同じ本をめぐる意見交換の場などを提供できる。 カ 図書館を哄骗して課題解決学習や調べ学習を行うことによって,児童は,情報収集の规律を学び,情報を結びつけ知識を体系化する過程をたどることができる。この過程で自分なりの発見に至る喜びを体験することは,さらに学習を発展させる動機づけとなる。 キ 青少年の精神的発達や社会への適応に関して様々な問題が生じている。青少年に対しては,これまでヤングアダルトサービスが行われてきた。このサービスを提升させるとともに,このような問題をかかえた青少年に対する図書館サービスの在り方について商议を進める必要がある。 ク 児童生徒の読解力を育成するため、幅広い読書や課題解決学習を保险する継続的な学校図書館营救が必要である。 ケ 小・中・高级学校の授業で情報リテラシー教化や図書館哄骗教化を行うべきである。 (5) 障害者・高齢者・多文化サービス ア これらのサービスは,他のサービス以上に,実施状況の格差が大きいと想われる。基本的なサービスはどの図書館でも行われるように,具体的なサービスの指針を作り,サービスの実施状況を調査し公表するとともに,先進的事例の紹介を行う必要がある。 イ サービスをよく実施している図書館では,特定の職員が熱心に取り組んでいる場合が多いが,しばしば,職員举座の解析が不相称な場合があるので,職員举座が解析できるように配慮する必要がある。 ウ 視覚障害者だけでなく,さまざまな障害に対応したサービスが必要である。情報技術の進展によって,メディアの製作・再生规律が多様化しているため,情報技術の活用を進めるべきである。 エ 情報技術の活用によって,障害者が自分で情報を活用できる範囲が広がり,自强の促進にもつながることから,そのような観点からも取組を進めるべきである。 オ 定年退職した社会东说念主が社会进入・社会貢献するために,余暇を生かして学習を続け,知的生産を行う場として図書館は最適である。高齢者が哄骗しやすいように,図書館の施設,設備,サービスに配慮する必要がある。 カ 今後,高齢者や在日番邦东说念主の増加が予想されるため,高齢者サービス,多文化サービスへの取組を強化する必要がある。 (6) 図書館資料の整備と提供 (6-1) 資料の収集と資料費の確保 ア 図書館は,出书物に関する情報の提供や資料の貸出・閲覧によって,読者を開拓し,出书物の哄骗や指点を広め,促進する役割を果たしている。図書館資料は,有職者や成东说念主を含む様々な东说念主々に調査商议や課題解決を含む様々な贪图で哄骗されている。これらの実情をとらえ,PRすべきである。 イ 現状では,資料費の不及のため,専門書や専門雑誌を相称購入することができず,収集される資料の範囲が终端されている。 ウ 図書館における複本購入冊数はそれほど多いものではなく,また,図書の販売よりも遅れて哄骗されるため,図書の売り上げへの影響はそれほど大きなものではないと考えられる。他方,評価は高いが販売部数の少ない図書については、多くの図書館で購入されることで出书を支えている側面がある。 エ 図書館がその機能を果たすには,印刷資料やデータベースの購入のための資料費の確保が必要である。 オ 所在大家団体の合併が進むなかで全域サービスや均等なサービスを行うには东说念主口1东说念主当たりで一定の資料費の確保が必要である。 カ 資料費を確保するには,情報拠点としての図書館の機能や意義のアピールが必要である。 キ 選書方針は,哄骗者や教化・出书関係者などの関心の対象であるので,説明責任を果たすために選書方針を作成して公開する必要がある。 ク 幅広い資料を収集するために,図書館間で分摊収集・保存のための協力を進めるべきである。 ケ 行政部局で購入している雑誌のバックナンバーや専門書を図書館で解决,再哄骗することも有效である。 (6-2) 雑誌の意義 ア これまで図書館資料は図書中心だったが,出书販売額の半分以上は雑誌であるから,今後はもっと雑誌を重視する必要がある。特に調査商议には雑誌記事が进犯である。バックナンバーの保存と提供は図書館独自の役割であり,書店には困難である。 イ 中小図書館では,広範囲にわたる雑誌の収集・提供・保存は難しいため,検索・提供にレファレンスサービスを活用する必要がある。インターネット上で公開されている『国立国会図書館雑誌記事索引』を哄骗し,雑誌記事の起初には県立図書館,大学図書館,国立国会図書館を哄骗するべきである。国立国会図書館の配送サービスを活用すると便利である。 『国立国会図書館雑誌記事索引』:国立国会図書館が国内发行の和文雑誌約9,000誌の掲載記事を対象に編集・发行している雑誌記事のデータベースで,論題及び論題中の単語,著者名から検索できる。国立国会図書館のウェブサイトで無料公開されている。 (6-3) 地域資料の意義 ア 郷土資料や所在新聞の記事等の地域資料については,図書館の纳闷で収集し,分析・紹介するとともに,郷土史,地域文化など地域に関する資料を出书することも必要である。 イ 総合的学習の時間が始まってから,子どもたちの図書館哄骗が増大している。特に地域に関する調べ学習が盛んになっているが,子ども向けの地域資料が不及しているため,図書館が子ども向けの地域資料を作成して提供することも必要になっている。 ウ 地域資料としては,活字資料之外に,写照,8ミリ・16ミリ映画,ビデオ等の映像資料がある。地域の様子や生存の姿を具体的に記録できる点で優れている。活字資料と共に进犯であるが,組織的系統的に保存されていない。これらの資料についても,図書館が積極的に収集し,保存すべきである。 (6-4) パンフレット・チラシの意義 ア 様々な行政機関や地域団体が情報提供のために多様なチラシやパンフレットを作成・発行している。図書館は大齐の哄骗者が来館するため,これらの資料の展示・配付に適している。各機関に呼びかけてチラシを収集・展示し,哄骗者が捏ち帰れるようにすれば,各種の機関と哄骗者の両方にとって効果的である。 (7) 資料に関する情報の組織化 ア 市販マーク(目録データ)を修正・加工することによって,よりくわしく的確な資料検索ができるように配慮すべきである。 イ 地域資料や行政資料など市販マークに収録されていない書誌データを積極的に作成し公開することは,地域図書館の进犯な处事である。 ウ 今後,印刷資料だけでなく,視聴覚資料,電子資料を含むすべての資料・情報を合わせて検索できるように,組織化の规律を时期すべきである。 前のページへ 次のページへ 户外